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アルビレックス新潟と新潟のあれこれ


by joehenderzone
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ひとの痛み(9月28日●0-1磐田)

 他人の痛みを理解しろ、とか
他人の気持ちになって、とか、
学校では諭されたけれども、
自分がその立場になってみないと、真に理解はできないと思う。
病に伏して初めて感じる痛み。
親になってわかる親の気持ち。
車いすの生活をして初めてわかる障害の多さ(←この辺はなんとなく)。
老いてわかる、日々の生活の困難さ(←この辺はほぼ推測)。
などなど。


 関東からのバスツアー。
今年のホーム京都戦の録画を見つつ、磐田へ向かった。
大人の事情で、アレのゴールシーンで打ち切られたけれど、
(ということは、ほとんど見てないんぢゃない?という突っ込みは、大人の事情で禁止)
その後に続いた退場劇や、必死でロスタイムをやり過ごした初勝利のシーンをなんだか何年も前のことを、懐古するかのような気持ちになってジリジリしていたのだった。
(それはトイレががまんできなくなっていたからという説もある)

 前半からラフプレーが目立つ磐田。
前半から、焦り過ぎじゃないの?って感じでプレーも拙い感じ。
うまく持たせておけば、そのうち疲れてくるんじゃないかなと思い始めた3分どころ。
サイドでパスを受けたジウシーニョが、切れ込んでエリア内へ。
千代タン密着で対応して、伸ばした足がボールに触れてエンドに逃れるも、直後ジウが派手に転倒してPKをアピール。
万事休す。

 何度か訪れたチャンスもものに出来ず、磐田には5枚もイエローカードが出されたにもかかわらず、2枚目のイエローが千代タンの眼前に掲げられてしまった。
そこにはかつての姿はなく、ただとにかく勝つことだけに執着した磐田があった。

  
 帰り道。
選手が3人も退場させられ、監督も退席させられた(理由はどうあれ)。
8人対11人となりながらも、決定力なく攻めきれない相手。
後半残り10分、ボールを必死でキープするホームチーム。
こんなチーム、絶対許せねぇ、J2に落ちろ!
なんて思っていただろうなぁ。
ちょっとわかった。
京都サポの気持ちが。

 確かに、俺らには京都がやり遂げたようなリベンジの機会はない。
「千代胸張れよ~」なんて、叫んでも千代の代わりにピッチに立つこともできない。
ただ、新幹線の信号トラブルで、磐田に来ることが出来なかったサポの気持ちは、よくわかる。
地震直後に磐田に来ることができなかったあの日があったから。
加えて、残留に向けて一丸となった秋の日々の経験も俺らにはある。
あの時の苦しみや、喜びを思い出して、残りを共に闘おう!
とこの日の京都戦の録画を振り返って思うのであった。
(そして、長岡ケーブルテレビの長岡花火に癒されたのであった)









追記:
今年のクラブワールドカップ辺りは、関東に大雪が降って交通機関が麻痺して、さらに試合の時間に猛烈な吹雪となってテレビ中継もままならない事態になってほしいと、呪いもかけておく。
年明け2月のワールドカップ予選でもいいよ。
自分がその立場になってみないと、真に理解はできないからね。
by joehenderzone | 2008-09-29 23:55 | アルビレックス新潟