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アルビレックス新潟と新潟のあれこれ


by joehenderzone
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アディショナルタイム

若者は追込み馬に思いを託し、老人は逃げ馬に自らの姿を投影すると言ったのは誰だっただろうか?
まだまだ脚を貯めています、これから全力で追込みますよ!と思っていた自分が、逃げろ、逃げ切れ!と感じるようになるのは何時からであろうか?
それとももう、その時点を駆け抜けてしまっていたのだろうか?

少なくともサッカーの90分に例えるならば、自分はもう後半のピッチに立っているにちがいない。
1点。いや2点のビハインドを追いかける展開。時間は無限ではないものの、それでもまずは1点。焦る必要はない。
そんなところだろうか。


昨夏、突然のアディショナルタイムが彼女に告げられました。


時を同じくして、マイチームは激動の渦の中。
エースである川又堅碁に移籍の話が沸きあがって、そしてそれはやがて現実となり、バンデイラである本間勲は出場機会を求めて新潟の地を離れた。
ホームではJ2の長崎に苦杯を喫し、最下位の徳島に辛酸を嘗めさせられ、ガンバには0-5という屈辱の大敗を味わされた。


「行って来なよ」と背中を押された出かけたスタジアムではあったけれども、目の前に広がる流れていく時間を見る度に、特に後半に入って追いかける展開になった場合や、アディショナルタイムが表示されたときなどは、このまま時が止まって欲しいという思いと、有限の時の中で彼女に何ができるのかという思いが交錯して、ピッチが霞んで見えなくなったものでした。


それでも限りのある時間の中で、彼女は果敢に敵陣に迫り、時にフェイントでひらりと相手をかわしながら、シュートを放ちゴールに迫ったこともありました。
そしてゴールを狙える位置でFKをもらったのにもかかわらず。
そこで突然に。
本当に突然に、終了の笛が吹かれてしまいました。




私とは対照的に、彼女にとってサッカーは、アルビレックスはほんの一部ではありました。

それでもスタジアムや、祝勝会会場や、長岡のごろえんで親しくしていただきました多くのサポ仲間に、突然のことにもかかわらずご会葬いただき、また後日、自宅にご弔問いただきましたましたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。

またご弔電をいただきました、リョウ君、ノリコさん、ユミさん、シオさん、ぐっちいさん、えのきどいちろうさん、さらには浦和サポの皆様にも、重ねてお礼申し上げます。

加えてブログを通じでご弔意をいただきました八百政さんユーリ・マロエフさんにもそのご厚情に感謝申し上げます。
コメントもせずにすみません。
彼女も毎回楽しく拝読させていただいておりました。



今日でちょうど1ヶ月が過ぎました。
皆様のご厚意と励ましの言葉によって、あたかも両手を肩に掛けて抱えられるように、ようやくピッチから去ることができました。
それでもやはり、何度も何度も、共に歩んで闘ったあのピッチを振り返っては、膝を地面に付いて涙を流してしまっています。
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by joehenderzone | 2015-02-24 19:55 | 新潟あれこれ | Comments(0)