アルビレックス新潟と新潟のあれこれ


by joehenderzone
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さっと(9月20日●0-2名古屋)

 それは、最終の新幹線が新横浜駅を発車した直後に起きた。
サポ仲間4人と名古屋から「のぞみ」に乗車して、前後に予約をした2列シートの片方を回転させて向かい合わせて座っていた。
そのうちの2人が新横浜で下車し、残りが人が車内に残された。
誰でもがそうするように、座席を元に戻すことなくゆったりと座っていた。
残る駅は、品川と東京。
車窓に流れる光を見詰めていると、傍らに2人組の女性が立っている姿が映っていた。

 そこは私達の場所なんですけど。
言葉には出さなかったものの、明らかに眼で訴えかけている。
我々は慌てて、残りのアルコールとつまみを抱えて座席を進行方向に向き直したのであった。
それから僅か11分後、彼女達は品川駅に降り去って行った。
さっと。
そんな擬態語が後部座席に取り残された。
そして先程まで行われていた瑞穂での一戦を思い浮かべるのであった。

 1点目の失点は、ボール処理を誤った相手GK楢崎の元に詰めていたアレが、その処理し損なったボールを奪い、さぁ誰もいないゴールに向かって蹴るだけ。
と思ったんだけど、持ち直したりなんだりで、結局我々の目の前のエンドラインまでボールを持って、シュートだかクロスだかわからない弱めのループを放り込むも、ゴール前に戻った楢崎が難なくキャッチ。
というか、アレの蹴った放物線は、そこが着地点であるかのようにすっぽりと楢崎の胸元に収まった。
そして我々が頭を抱えている間にカウンター。
ボールは上手く繋がって均衡が崩れた。

 2点目の失点は、終了間際。
攻めるしかないアルビは猛攻を仕掛け、千葉が積極果敢に攻め上がるもDFの網にかかり、2本のパスでシュートへ。
残された北野一人が何とか阻止しようと、手を伸ばすもボールは無情にもその指先を掠めて無人のゴールへ。

 前半を同点で折り返せれば、なんとかなるのでは、少なくとも勝ち点1は持ち帰れるのでは?と思ったこの試合。
前回に続き、最終ラインを高く保ち、前線からのプレスもよく効いていた。
相手のプレスもそれほど厳しくなく、マルシオ、木暮なんかは囲まれてもボールを失うことなく、高い位置からの攻撃の起点になっていたように思う。
もちろんあくまでも、見辛いゴール裏からの視点だけれども。

 良くなかったのは、前半左の松下がボールに絡む機会が少なかったこと。
左右に大きくサイドチェンジが少なかったこと。
木暮から、寺に代わって、寺が責めるのか、ディフェンスに戻るべきなのかみたいな迷いがみられ、ボールへの一歩が何か遅かったような気がしたこと。
1点取られたあと、意気消沈してしまったこと。
スローインのボールを含め、セカンドボールがものにできなかったこと。
あとは、何といっても何回も訪れたチャンスに得点が奪えなかったこと。

 というように書き連ねると、悪い点が多いようだけれども、千葉やマルシオをはじめチャレンジのパスがすごく多くて良かった。
残念ながら、意思が合わずに網にかかって、そこからのピンチも多かったんだけど、この日見せた攻めの姿勢を次戦も貫いてほしい。
さっと得点を奪ってしまった名古屋と、奪われてしまった新潟。
ものすごく力に差があるとは感じなかったけれど、その辺がこの順位の差なんだ。

 ぬるくなったアルコールを無理やり喉に流し込んだ。
さっと。
気持ちを切り替えよう。
試合はもう迫っている。
さっと。
そう気持ちを切り替えた。
品川から東京までの7分の間に。
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by joehenderzone | 2008-09-21 21:05 | アルビレックス新潟 | Comments(0)