キショーの言葉はキチョーな言葉
2008年 07月 09日
―非常に勝ちある決勝ゴールでしたけれども。
ゴールを振り返っていただけますか?
どうしても勝ちたかった。
みんなの気持ちと、サポーターの声援がゴールを引き寄せたような得点だったと思います。
―ホームでの2連勝。
雰囲気も良いのではないでしょうか?
これだけ多くのサポーターが、応援に来てくれてるんで、その結果だと思います。
―前節が4万人。今回が3万7千人。
サポーターの力というのは、選手に伝わるものでしょうか?
今日みたいな苦しい試合でこそ、サポーターの力が必要ですし、いつも力を貰っています。
貴章の試合後のインタヴュー(抜粋)を改めて文字に起こすと、選手とサポーターのなんだかとってもいい関係が垣間見れてほくほく気分だ。
開幕4連敗から始まった今シーズン。
ついに、白星を先行させることができた。
思えば昨年は、白星を先行させたのは第5節。
FC東京を下し、2勝1敗2分としたアウエィの味スタだった。
その試合後、馴染みのサッカーバーで祝勝会をしていた時、隣の席で初老の男性が鹿島-大宮戦を観戦していたことを思い出した。
結果は引き分け。
「今年は駄目だね」そう言って、鹿島サポの彼は溜め息をついた。
「新潟は調子よさそうですね」の言葉を受けて、
「新潟に是非いらして下さい」、
「今年は、カシマスタジアムで勝たせてください」なんて上機嫌で言っていたものだ。
年末の結末なんて、想像すらつかずに。
ちょっと調べてみた。
2007年のシカさん。
◆初勝利は6戦目
◆初勝利前(5節)までの成績は3分2敗 勝点3
◆6節~15節までの10戦 ○○●○△○△○△○
6勝1敗3分 勝点15
2008年アルビ
◆初勝利は7戦目
◆初勝利前(6節)までの成績は2分4敗 勝点2
(ちなみに5節までのそれは 1分4敗 勝点1)
◆6~15節までの10戦 △○○△●○○△○○
6勝1敗3分 勝点15
なんととっても似たようなデータである。
なんだかとっても頬が緩むような事実である。
だがしかし!
冒頭の貴章のインターヴューを巻き戻すと、
数分前には、巻(弟)のヘディングがゴールマウスをかすめていってるじゃあ~りませんか。
試合終了目前であれが決まってたら、非難轟々だんたんじゃない?
浮き浮きなんてしてらんないんじゃない?
確かにリーグ戦のここ10戦だけを取り上げれば、成績は良さそうに見える
(て、自分で取り上げておいてなんですが・・・)
しかしリーグの狭間のナビスコは溜め息が漏れるような試合ばかりだった。
貴章が抜けたり、カードを貰らってバックアップの選手が出場すると、
目も当てられないシーンが頻出した。
去年の鹿島は後半から小笠原が復帰したけれど
(その結果、16~34節は 16勝3敗 勝点48だ!)、
新潟は補強は結局アウグストのみ。
フロントも再び満員になったスタジアムに満足せずに、
タダ券ではなくて有料入場者としてリピーターになってもらう策を講じるべきだ。
そしてタダ券はまだ見に来たことのない他の人に回せるように営業努力をしていただきたい。
もちろん我々も慢心せずに、大声援で溢れるスタジアムの雰囲気を作り出さなければならない。
たまにしか来ない人、勝ってる時にしか来ない人は「ファン」だ。
そういった人を、苦しいときでも来てくれる「サポーター」にしていかなければならない。
苦しいときに力になる。
サポーターの力が必要だ。
そう発した貴章の言葉に、応えていこう。
by joehenderzone
| 2008-07-09 22:32
| アルビレックス新潟