アルビレックス新潟と新潟のあれこれ


by joehenderzone
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セクシーサイドバックの行方

 新潟の友人からメールが届いた。

・・・今日会社の人が週末ウメさまに、行きつけのバイク屋(!)で会ったと言ってました・・・


 私はこの友人とウメのことを「セクシーサイドバック」と密かに呼んで、いや公言してはばからなかった。
どちらかというと4バックが文字通り4人のDFでがちがちに守る昨年までの新潟にあって(4バック自体あまりチャレンジしなかったことはこの際内緒)、果敢にサイドを駆け上がり、クロスを上げ、シュートまで導くウメの動きは本来のサイドバックそのものだった。
そして今年本職の右サイドバックから、左のそれに変わったけれど、その責めの姿勢は衰えることなく、(それ故ビシバシ抜かれる試合もあったけれど^^;)限りなく挑戦者であった。

 記憶に残るシーンはふたつ。
 ひとつは2005年4月23日ヴェルディ戦。
左サイドの相馬を徹底的に押さえ、反対にボールを奪ってからサイドライン上を一気に駆け上がり、クロスを上げ、その早いクロスにエジが合わせる流れるような美しいゴールが生まれた。
結局引き分けに終ったけれど、あの日のゴール裏は、この日終始アップダウンを繰り返し、動きの衰えなかったウメに対して、試合終了後真っ先にコールを送っていた。

 ふたつ目は、今年4月8日の甲府戦。
左サイドでの慎吾とのパス交換は今期何度も見られた光景であったが、この日は慎吾から戻ってきたパスを、ウメがヒールで再び慎吾に流して、見事ゴールに繋がった。
流れの中で、美しく決まった、今季最高のゴール。
冗談ではなくて、美しくて涙が出そうなゴールだった。

 試合開始前の練習では、必ず最後にペナルティエリア内に切り込むドリブルから、何度もクロスを上げる練習をしていたっけ。
ピッチ上でみせる真摯な姿、どんな時でも同じ状態で出られるように準備を心がけている姿勢、試合に出続けても常に持ちつづける向上心。
そして、家族を大切にするウメ。
内に秘めた男らしさ。
そんなところがやっぱりセクシーだったよ。

 敢えて付け加えるならば、今年一番の大敗を喫した、アウェイ磐田戦。
あの状況の中で、シュートも打てない状況のアルビ選手の中にあって、本気でゴールを狙う姿勢を見せていたのがウメだった。
後半の、あの悲惨なスコアの中で、ウメの放った強烈なミドルシュートは、川口も反応できずに見送ったあのシュートは・・・
非常にもバーを直撃して、ネットを揺らすことはなかった。

 そのヤマハスタジアム。
決まらなかったけれど、大敗したけれど、最後までウメはゴールを狙っていたことを誇りに思うよ。
スワンでも、アウェイでも、試合前のアップの終りに、必ずやや遠めからのシュート練習をしていたことを、いつもオレはちゃんと見ていたからね。

 昨年の夏、十日町で書いてもらった選手のサインは背中に埋め尽くされているけれど、胸にはウメのサインだけ。
今年の秋、聖籠でシーパスに書いてもらったサインは2006年を共に戦った証。
サンクスフェスタの時、それをウメに見せて「大好きでした!」と告白したら、満面の笑みでしっかりと握手を交わしてくれたウメ。




 友人のメールはこう続いた。

・・・年も年なので、ひとまずトライアウトに参加してどこにもとってもらえなかったら、次の道に進むつもりなんですって。
指導者の道も考えててて、新潟が好きだからここにいることもあるかもって・・・!

 ああ、オレが感傷に浸って、寂寥の思いに咽び泣いていた時、ウメはもう次の道に向かって走り出していたんだ。

 それなら、今からもう「新潟に」なんて言わないでくれ。
きっとまだやれるはずだから。
そして、敵としてスワンに来てくれ。
オレもセクシーサポーター目指して、Nでアップダウンを繰り返すから。
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by joehenderzone | 2006-12-21 00:28 | アルビレックス新潟 | Comments(0)