ポドルスキと12人のちっちゃいおっさん(9月30日 第28節 ●0-2神戸【スタジアム観戦】)
2017年 10月 07日
正直0-1で負けてはいたものの、我々の時間もあったし、神戸の攻撃も散発的であったので、前節の札幌戦のように同点に追い付きさえすれば、何とかなるのではないかと儚い希望を持って応援していたのですが。
そこはポドルスキ。
1点取っちゃえば試合決まるじゃん。
自分で行っちゃうよ。
ひょひょいのひょい。
ほほいのほい。
てな感じに私には見えた。
私の眼には、他の神戸の選手達は、何が何でも2点目を取りに行くという気持ちではなく、なんとか凌いで逃げ切ろう、と見えていて、それゆえ同点にさえなればと思っていたのでした。
この日はレディースとのダブルヘッダー。
トップチームに先だって実施された新潟VS仙台を2層目から眺めていて、漠然と感じたのは仙台はフィジュカルに優る外国籍選手である外国籍選手であるGKと2人のFW(MFとFWか?)に依存していて、その前の選手に預けてなんとかというチーム。
対して新潟はきっちりと組み立てて、ピッチに立つ選手全員で組織だってサッカーしているチームである印象を受けました。
だから、新潟の方が優勢に見えたし、何度もチャンスを作り出すだろうなと思っていたら、やっぱりその通りでした。
しかし、仙台が勝つならば少ないチャンスをものにする時だろうな、なんて観ていたらクリアミスを拾った仙台がゴールしてそのままベガルタの勝利というやっぱりな結果となったのでした。
そんな試合を見た直後だっただけに、新潟VS神戸を同じような視点で観てしまっていました。
神戸は決してポドルスキに頼っているわけではなく、選手個々のボール扱いが正確で、むしろ攻撃は規律が守られ、組織だって攻めかかってくるように感じました。
そんな中でポドルスキは自由な感じで、ピッチ上の様々なところに顔を出し、ボールを触り、攻撃にアクセントを加えていました。
先のレディ-スの試合でいえば、アルビレディース的。
ポドルスキはメグみたいな感じでした(逆か!?)
それに対して、アルビは悪く言えばノールール。
ブラジル人選手に頼ってる感じは無かったものの(そもそもスタメンではホニひとり)、なんだか何かが起きなきゃ得点するような感じがしない。
それでも何かが起きてワンチャンスをものにして、勝っちゃうんじゃないだろうか?と思っていたのです。
ベガルタ仙台レディースが勝利した例を目の当たりにしただけに。
0-1であれば何とか。
本当に儚い希望を繋いでいた我々の願いは、ポドルスキのひょひょいのひょい、ほほいのほい、の前に砕かれてしまいました。
風邪のため練習を休んでいたという噂も流れていたポドルスキ。
新潟戦は出場するか微妙という情報も聞こえてきたポドルスキ。
そんなポドルスキにひょひょいのひょい、ほほいのほい、とやられてしまったあの場面を、我々は胸に刻んでおかなければならないでしょう。
これからやってくる苦難のために。
これから歩む道のために。
選手はもちろん、サポータとしても。