アルビレックス新潟と新潟のあれこれ


by joehenderzone
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あの味を知ってしまうと(11月27日 第33節△2-2大宮)

姉の車を借りた際、ガソリンを入れて返そうとしてスタンドのお兄さんに「今ならハイオクが安くてお得になってますよ」なんて言われたから、良かれと思ってハイオク満タンで返却したら、姉に余計なことしやがって、と怒られた。
学生の頃だから、もうはるか昔のことだ。
今は発泡酒を飲むと、そのことを思い出す。
あぁハイオクだと受け付けない体になってしまったとか、でもやっぱり今日は軽油で我慢しようとか。


暖かかった関東。
レギュラーガソリン(プレミアム系ではない普通のビール)2本を充填して待機列に向かう。
日陰に入ると肌寒さが襲ってくるものの、スタンドに入ると西日のほのかな暖かさに誘われて、また2本を補充した。

ラファエルの鋭角のシュートが、クリアしようとした千葉の爪先に当たって不運にも角度をわずかに変えて目の前のゴールに突き刺さったけれど、主導権はアルビ。
10分後には怒涛の攻め上がりと、波状攻撃で1点をもぎ取った。
さらにその10分後には、マルシオ以外の誰もが何だかわけがわからなかったけど、逆転した。

前半でゲームを支配していたのが新潟であったことを一番わかっていたのは、淳さんだったのではなかろうか?
後半開始から、あの淳さんが2枚も交代のカードを切って来た。
ボールを持っているんだけれども、持たされている感じに。
同点に追い付かれてからはそれが顕著に。
ボールを持っている間は、堅くゴール前を固め、隙あらばボールを掠め取りゴール前に運ぶ。
ミシェウが、永田がその餌食となって危うく戦犯になりかけていた。

これで死の連戦が幕を閉じた。
この間、勝利はなく、リーグ優勝はもちろんのこと、ACL出場や天皇杯制覇もするりと掌からこぼれ落ちてしまった。
強固なゴール前のブロックを崩せず、足が止まり、セカンドボールを奪えない後半45分の戦いを、何度も目の当たりにしてきた。
大宮戦を終えて、自分達の意図する形でプレーすることができたと、口々に語る選手達のコメントを見るにつけ違和感を抱いてしまうのは俺だけだろうか。

去年の4-3-3や、今年の夏の清水戦、川崎戦、名古屋戦に鹿島戦を見てしまっている僕らには、もう満腹にはなれない。
もっと上を目指そうよ、と働きかけるべきなのか。
それとも、新潟はまだまだチャレンジャー。
だから、現実をはっきり見つめなければならない、と諭されるべきなのか。

最終節を前にして、11勝9敗3分 勝点46。
優勝もなければ、ACLもない。
降格もなければ、賞金もない。
勝っても勝ち点は50に届かない。
若手は奮起するものの、有望な選手はビッグクラブに高額で狙われている。

スタンドのお兄さんに「ハイオク入れますか?」と声をかけられている耳元で、
嫁に「今日は発泡酒で我慢して」と囁かれている。
アルビレックス新潟は、暮れなずむ街角で給油しているお父さん。
そんな感じなのかもしれない。
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by joehenderzone | 2010-11-29 23:22 | アルビレックス新潟 | Comments(0)